しかたがない・しょうがない・・・と言う人の心理

「しかたがない」とか「しょうがない」という言葉は、
人をけなすときにも使いますし、
慰めるときにも使います。

 

たとえば、「仕事の付き合いだからしかたないね。」と言ったり、
「あなたに言ってもしょうがないから言わない!」と言ったりします。

 

また、自分自身への慰めとして、
「勉強してないんだから不合格になってもしかたがない。」というように
使うこともあります。

 

自分自身への慰めとして、「しかたがない」とか「しょうがない」
という言葉を使う人は、失敗したときの自分自身への言い訳を用意していたりします。

 

ある課題を遂行する際、その結果の評価をあいまいにするために、
遂行の際に生じる障害(ハンディキャップ)を
自ら作り出しておく行為を、「セルフ・ハンディキャッピング」といいます。

 

失敗した場合には、その障害のために失敗したと主張し、
成功した場合には、障害があったにも関わらず成功できたと
自慢することができます。

 

このようなセリフ・ハンディキャッピングという予防線を張る人は、
自分に自信がないようなことをしようとする人で、
気が弱く、覚悟が足りず、情けない人だと思われても「しかたがありません。」

自分を守るためのセルフ・ハンディキャッピングの例

・不利な状況を作り出す

 

厳しい条件を受け入れたり、不可能な目標を設定したり、
できそうもない難しいことを引き受けたりするなど、
自分にとって不利な状況を作り出し、自我を防衛します。

 

・自分の心の問題を敢えて口にする

 

「任務を遂行できる自信がない。」とか、
「体調が悪い。」、「やる気が出ない。」など、
自分の心の問題を敢えて口にすることで、自我を防衛します。

 

・自分の心の中に閉じこもる

 

お酒の力を借りたり薬物に手を出したり、
努力を怠ったり、任務を忘れた振りをするなどして、
自我を防衛します。

 

・環境のせいにする

 

「任務が難しすぎる」、「スケジュールが厳しすぎる」、
「報酬が少なすぎる」、「自分への評価が低すぎる」など、
環境のせいにして、自我を防衛します。