ウソをつくのが平気な人の心理

ウソとは、ドイツの心理学者シュルテンが、
以下のように定義しています。

 

「ウソとは、騙すことによって、ある目的を達成しようとする、
意識的な虚偽の発言(口述)である。」

 

そして、シュルテンは、ウソをつく人には、
以下のような特徴があるとしています。

 

(1) 虚偽の意識がある。

 

  自分の言っていることが事実と違っていることを承知している。

 

(2) 騙す意図がある。

 

  騙す意図がある、また、故意に、計画的に本当のように装っていいくるめようとする。

 

(3) 騙す目的がはっきりしている。

 

  罰や罪を逃れたり、自己防衛しようとしたりする目的がある。
  この目的は利己的な動機から出ているが、時には、
 他人の利益のために自分を犠牲にする、つまり利他的な動機から出ることもある。

 

さて、ウソには、良いウソと悪いウソがあります。

 

良いウソとは、人をきずつけないためにつくウソのことで、
悪いウソとは、騙して傷つけるウソのことです。

 

また、子どもは、ウソをつくのはよくないことだと教えられて育ちます。

 

ですが、依存対象だった親から自立することができるのは、
子どもがウソをつくことができるようになったときとも言われています。

 

また、相手に好かれようとして、相手に合わせるために、
自分の本当の気持ちや感情をまげてうそをつくこともあります。

 

つまり、より良い対人関係を築くために、
コミュニケーションの潤滑油としてのウソをつくのです。

 

さらに、相手に好かれようとして、
自分を大きく見せるウソをつく人もいますが、
「私は独身です。」、「私の父は大学の教授です。」
というようなウソは、「偽り」であり、「詐欺」です。

ヒステリーの人がつくウソ

ウソには、「病的虚言癖」というものもあります。

 

何の特にもならないのに、次から次へとウソをつくというような人です。

 

このような虚言症の人は、事実ではないことを、
さも事実であるかのように思いこんで話をします。

 

空想と現実を混同していたり、過去や未来の話、
願望などが混同していることもあります。

 

そして、虚言症は、ヒステリー性格の人にしばしば見られます。

 

ヒステリーな性格には、虚栄心が強い、自己中心的、
暗示にかかりやすい、子どもっぽい、意志が弱い、
流行に敏感、浪費家というような特徴があります。

「ウソ」の英語表現

lie・・・ウソ、偽り、詐欺。

 

deception・・・欺くこと、詐欺手段、惑わし、ごまかし。

 

cheat・・・詐欺、搾取、ずる、詐欺師、カンニング、いかさまトランプ。

 

fraud・・・欺瞞、詐欺行為、ペテン師、いんちき。

 

fake・・・模造品、いんちき、虚報、詐欺師。

 

sham・・・ほらふき、詐欺師、偽者、ごまかし。

 

swindle・・・搾取、詐欺、ペテン、くわせもの、いんちき。

 

charlatan・・・大ぼら吹き、山師。

 

fib・・・些細なウソ、ごまかし。

 

trick・・・たくらみ、策略、ごかまし、ぺてん、錯覚、いたずら、冗談。